2013
2013,02
ガス会社様 ガスが届くまで演示模型製作
各ボタンを押すとLEDが点灯し、音声説明が流れる演示模型です。
10個の赤いボタンを押すと、それぞれ個別箇所の説明が始まり、画像右端の緑のボタンを押すと赤いボタン10個分の説明を自動的に通しで行う仕組みです。
ガスが流れていくイメージでLEDは流れ点滅にしています。
画像は「高圧導管」ボタンを押した時のみの演示。

模型はアクリル、発泡塩ビ等で制作。演示機器筐体は木工にメラミン貼りです。スピーカー穴部分とスイッチ部分はスチール板製。(スピーカー穴部は紛体塗装仕様)
緑のボタンを押すと自動的にすべての演示・説明を行います。
各模型の表面は塗装、インクジェット出力、カッティングシートの混用です。
各名称を記した所はLEDが点灯しています。
製作途中。
LED演示を制御するシーケンサプログラムのデバック中。
PC上でプログラムのシミュレーションしても、見落としたバグが出てきたりします。11個のボタンを制御するため、プログラムも結構複雑になってきます。また配線・結線ミス、LEDの不良などをここで発見します。
いずれにしろ、使う人にわかりやすく、使いやすいものにするためのディベートを繰り返し行って出来上がります。
LED演示と音声演示は連動してはいますが、音声機器はシーケンサとはつながっておりません。全てをシーケンサで制御するとシーケンサーをデカい物にしないといけなくなり、演示模型内部のスペースがなくなってしまいますので別々の制御にしました。左中央に見える黒いものはスピーカのアンプです。つまみで音量を調節できます。
スイッチパネル
スイッチパネル自体はスチールをレーザーで穴を開けたものです。
スイッチボタンは使い勝手・拡張性の良いオムロン社製を使用。
1スイッチボタンに3回路(シーケンサ入力信号、シーケンサ・キャンセル信号、音声入力信号)をつなげています。
LED回路
LEDの流れ点滅はマイコンで制御しています。基盤は秘密w。
弊社では電飾の仕込みも考えながら、模型を製作するので合理的。
模型と電飾の作り手を変えるとメチャ大変になります。また制御の事を考えながら電飾を仕込んでいくので尚合理的w。
音声再生・制御機器回路
音声はMP3形式で作成されたものをSDカードにいれ、各ボタンで再生・停止・移行するプログラムを組み込んでいます。ちなみに再生途中で電源が切れても機器が壊れない安全設計。
配線だらけ・・・。
一応途中で演示をストップできるようにキャンセルスイッチを演示機器の裏側に取り付けました。
今回使用したLEDの制御用PLC(シーケンサ)
リレータイプのものを使用。
回路概念図
これを作成しておかないと、やっている自分でさえもわからなくなります。
タイムラインスケジュール
シーケンサと音声再生機器を連動させるために、音声の再生時間のスケジュールをLED回路に電流を流す時間としてシーケンサーに組み込みます。
もはや自分達が何屋かわからなくなってきている気が・・・。